
本日は「ブロック遊びの可能性」についてお話したいと
思います。
レゴブロック等は工夫と活用次第で無限の可能性があり、
療育の観点から見ても非常に有益な遊びです。
今回はブロック遊びで得られる「効果」や具体的な
「取り組み」についてお伝えさせていただきます。
【意図&効果】
・手指の感覚…幼少期において、作ったり描いたりといった
手指を使った遊びは脳の発達に良い影響を
与えます。
・色の認識…色そのものを覚えたり、色の名称と紐付するには
単調にただ伝えるより、実際に自身で見たり触れ
たりする事で、より効率良く認識してもらえます。
・大小の認識…平面的な大きさの違いから始まり、立体物の
大きさの違いも学べます。大小を比べる際に
「重さ」も感じられるので、より分かり易いですね。
・数字の認識…大小の認識が深まったら「数の概念」にも繋げ
られます。ブロックの段階的な増減から始めて、
少しずつ「数字と名称」をリンクしてもらえます。
・視空間認知…平面体,立体に関わらず、その形を認識するのは
結構難しいもので、課題とされている方は多く
いらっしゃいます。
特定の物を認識する為に必要な「物体の輪郭や
色合い等の要素」の読み取りを遊びの中で
身に付けられます。
・創造性…現代はインターネットやyoutube等の影響で便利に
なった分、頭にひたすら「インプット」する機会が
多く、逆に何かを「生み出す」機会が減りがちです。
情報を得る事も必要ですが、自身の世界を「アウト
プット」する機会も増やしてみましょう。
【具体例】
①同色…ごちゃまぜの中から特定の色を決められた個数見つけ
出す競争ゲーム。その後は好きな物を作りましょう。
色の伝え方は「リンゴの色」や「これと同じ物」等々。
慣れたら「サイズ,形」等の条件を増やしてみましょう。
②大小…先ずは重量差を感じられるレベルに設定し、どちらが
大きいか当てるゲームを行いましょう。
その際、形はシンプルで色は同一にして大きさのみ
変えてみましょう。
また、特定のブロックしか入らない箱をブロックで
作り、どの「大きさ・形」なら入るのか、考えながら
取り組んでもらいましょう。
③数字…縦に積み上げたブロックを1~5段それぞれ用意して
階段状に並べてみましょう。そのお手本をお見せした
後に階段状に戻してもらいましょう。
スムーズに並べ変えられるようになったら、置く時に
「いち!に!」と数字の名称を読み上げて、大きさの
変化と数字の名称をリンクしてもらいましょう。
④平面…様々な模様を作ってみましょう。日本の伝統的なパターン
として「市松,桧垣,三崩」等があり、これらを表現する
のはやや難しいですが、「規則性」を学ぶ一つの切っ掛け
になります。
⑤模倣…先ずは平面的な2ブロックの組み合わせから模倣しま
しょう。お子様に合わせて選択肢となるブロックの数や
色の種類を調整します。
難しい場合は、お手本と2択を用意して、どちらがお手本と
同じであるか当ててもらいましょう。
慣れた方はブロックの「色,形,数」の条件を増やし、
お手本を見せる時間に制限を設けてみましょう。
⑥立体…①~⑤に慣れてきたら立体で「②,③,⑤」にチャレンジ
してみましょう。
②はどちらがより多くのブロックを使用しているかという
遊びですが、立体にする事で更に想像力を刺激出来ます。
③で数字の概念を十分に理解された方は、あえて階段状
ではなく、様々な立体で1~10の大きさを表現してみま
しょう。
同じ4ブロックでも「縦長に4つ&立方体」という風に
数字の変化や流動性を学べます。
⑤を立体で取り組むのは非常に難易度が高いですが、
最初はブロック数や色の種類をシンプルにして、少しずつ
レベルを上げてゆきましょう。
⑦自由…ブロック遊びで「好きなモノを作っていいよ!」と言っても
意外と手が動かないものです。そういう場合は「テーマ」を
提示してみましょう。
少しの取っ掛かりからお子様独自の世界が広がります。
【まとめ】
療育と聞くと何か堅苦しいイメージを想像してしまいますが、
ブロック遊びの様に身近にある玩具も「目的&意図」が明確で
あれば立派な療育になります。
幼少期は「楽しい!」,「気になる!」,「どうして!?」という
気持ちがあると、ぐんぐんと成長出来ます。
遊びの中で得られるモノはたくさんありますので、一緒に楽しみ
ながら取り組んでいただけますと幸いです。
児童発達支援・放課後等デイサービス
こどもサポート教室オレンジ
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