2026/01/28

勉強について-(理解)-


前回、勉強・学習に関する困り事として、「視覚+α」に
ついてお話させていただきましたが、今回は「理解+α」を
深堀してゆきたいと思います。

【困り事】

小学生になると様々な教科があり、覚える事がたくさん
ありますが、国語や算数に対して苦手意識も持たれている
方はたくさんいらっしゃいます。
そこにはどのような理由・困り事があるのでしょうか。

①数字の概念が理解しづらい
②国語や算数の文章問題が苦手
③「この人はどんな気持ちでしょうか?」

【なぜ?】

①特性上、「数字という形」と「大小・順序」の紐づけに
 困難さを抱えている場合があります。

②特性上、文章の構成を読み取る事が難しい為、何を問いて
 いるのか理解しづらかったり、「ワーキングメモリ(情報を
 同時に処理したり複雑な情報を処理する能力)」が低い場合が
 あります。
 また、視覚的な課題を抱えられている可能性もあります。

③特性上、他者の気持ちを想像する事が難しい場合があります。
「もし自分がこの人の状況だったら」といったように
 他者と自分を置き換える想像がしづらく、国語で頻繁に
 出る「この人はどんな気持ちでしょうか?」のような問題
 だったり、「何故、他者に悪いことをしてはいけないのか」
 といった事に対する理解が困難な方もいらっしゃいます。

【対応】

①数字の概念をお伝えする前に、物の比較から始めましょう。
「大きさの違うボール」,「量の違う水」等で大小の違いを
 認識してもらいましょう。
 また、3~10程の少しずつ大きさの違う積み木等を階段状に
 並べ、形の変化・順序・規則性を認識してもらいましょう。
 慣れてきたら身近な物や好きな物を複数用意して、数字の図と
 リンクしてゆきましょう。
 その際、お子様と一緒に「手・声」を用いると尚効果的です。

②先ずは文章の構成を読み取り易くしてみましょう。
 5W1H(いつ,何処で,誰が,何を,何故,どのように)にかみ砕き、
何が書かれているか仕分けてみましょう。
 その際、それぞれのセクションを色の違うマーカーで区分け
 たりと、可視化する事で読み取り易くなります。
 文章を一気に捉えようとせず、少しずつ紐解いてゆきましょう。
 また、可読性や視認性の低い文章であれば「名詞,動詞,助詞」等に
 対して線や○や「」で区切りを設けると読み易くなります。

③「相手の表情・言葉の抑揚・言葉の裏」等を把握する事はとても
 難しいものです。
 先ずは自身の気持ちを言語化するクセをつけましょう。
「自分は○○の状況で△△と言われたから◇◇な気分になった」等、
 気持ちの流れを理論立ててみましょう。
 そういった力を養う為に、シチュエーションクイズ・表情クイズを
 行ってみましょう。
 あくまで遊びの一環として「○○な状況で△△なんだけど、どんな
 気持ちでしょうか?」や「喜・怒・哀・楽」の表情をお見せして
「今どんな気持ちでしょうか?」や「パンケーキを落としちゃった
 時の顔できる?」等、楽しみながら相手を理解する力を養って
 いきましょう。

【まとめ】

今回は学習における困り事(理解+α)を解決する様々なアプローチを
ご紹介させていただきましたが、強いプレッシャーを受け続けると
誰しも萎縮したり拒否反応が出るものです。
状況によっては計算機等の補助を活用し、お子様の特性やペースに
合わせて、ゆっくりと進んでゆきましょう。

児童発達支援・放課後等デイサービス
こどもサポート教室オレンジ
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