2026/01/23

「勉強」について


本日は「勉強」についてお話させていただきます。
国語であれば、文字の読み書きや音読、算数であれば、
数の概念から始まり四則演算や文章題など多岐に渡ります。

また、先生のお話しを聞きつつ問題に取り組むというのは
高度な事であり、かなりの労力です。

今回は、そういった勉強の場において、お子様がどのような
事で困難さを抱えているのかお伝えさせていただきます。

【困っている事】

お子様に対して何に困っているか尋ねても、自覚が無かったり、
言語化が難しかったり、「何でか分からないけど難しい」等、
反応は様々あるかと思います。

また、「何故取り組まないの?」,「何故出来ないの?」と
いった言葉を過敏に受け取り、二次的な問題を抱えるケースも
少なくありません。

小さな「分からない」が溜まると「苦手意識」が強まり、
拒否反応に繋がる場合もあります。
何に困っているか先ず把握し、その困り事にマッチした
対応が出来れば、勉強への取り組み易さがアップします。
下記に代表的な困り事を列挙します。

【困っている事】

「視覚」
①文字をバランス良く正確に書くのが難しい。
②教科書のどこを読んでいるか分からなくなる。

「理解」
③文章問題の聞かれている事や要点が分からない。
④数字の概念や四則演算の構造を理解するのが難しい。

「環境」
⑤先生の話す内容が頭に入りづらい。
⑥授業中そわそわしてしまい、集中力が持続しない。

【課題・対応】

上記の1側面的な困り事から理由や課題を確実に特定する事は
出来ませんが、多く見受けられる事例として、以下のような
ケースが挙げられます。

「視覚」
①文字の認識に困難さを抱えている可能性があります。
 その場合、文字のパーツ毎に色を別けたり、漢字など
 複雑な構成であれば、全体像を一気に覚えるのではなく、
 パーツ毎に練習をすると認識し易くなります。
 また、お手本を見ながら別の場所に書き写すという作業は
 存外に難しい事です。
 先ずは焦らず、なぞり書きから始めて、認識が確実に
 固まってから写し書きに移行しましょう。

②文字を眼で追う事に困難さを抱えている可能性があります。
 細かくて長い文章を読んでいると段落をずらして読んで
 しまうといった事は誰しもあるかと思います。
 対応としては、ビジョントレーニング(追従・跳躍)で
 眼を鍛えたり、今現在読んでいる箇所が分かるように
 下敷きや定規を用いて読んでいる段落を明確にするのも
 良いかもしれません。

「理解」
③算数の文章題ですと、文章の構成として「前提となる条件」,
「その条件を元に行う処理」,「結果として何を求めたいか」等
 読み取りに必要な要素がとても多いのが特徴です。
 対応としては、文章の構成毎にマーカーで色分けし、それぞれ
 を部分的に理解するところから始めてみましょう。
 また、文章の内容が複雑すぎる場合は、シンプルで行数の
 少ない問題から始め、スモールステップを心掛けましょう。

④数字や計算を理解する上で共通していえる事は「実感」です。
 例えば文字を数える練習として、プリント(紙)は悪くあり
 ませんが、実際の物で数えると更に理解が進み易くなります。
「目」だけではなく「目・手・声」の同時を意識してみましょう。

「環境」
⑤聴覚情報と比べて視覚情報に優位の可能性があります。
 その場合、お話しを聞き取る能力を高める練習も必要と
 なりますが、状況に会わせて図などの視覚から入る情報で
 補助する事も肝要です。

⑥「興味関心の偏り」,「周囲の声など雑多な環境に気を取られて
  いる」,「体幹の弱さから姿勢の保持が難しく長時間座るのが
  キツい」等の可能性があります。
「落ち着きがない」という現象自体は同じですが、深堀すると
  様々な理由が浮かび上がってきます。
  それぞれの対応としては「興味を引く教材や声掛け」,
「集中し易い環境を整備する」,「運動療育で体幹力を養う」
  等が挙げられます。

【まとめ】

今回は勉強する上で多く見受けられる困り事と推察される理由を
簡素ですが列挙させていただきました。但し、お子様によって全く
他の理由であったり、複合的に絡み合っている可能性もあります。

「何故ちゃんとしないんだろう」という気持ちがどうしても先行して
しまいますが、先ずはどのような理由が隠れているかお子様と一緒に
探したり、オレンジの指導員にご相談いただけますと幸いです。

また、次回以降は課題や対応策について、より詳細にお伝え出来れば
と考えております。

児童発達支援・放課後等デイサービス
こどもサポート教室オレンジ
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