2024/07/12

宿題をしない子どものやる気を引き出す方法!

 

 

 

〈親のNG行動〉

 

子どもが宿題をしない、集中力が続かなくてバトルになるなど、勉強に関する親子の悩みは尽きません。

お子さまが楽しく学習できるよう、やる気をアップさせるコツや、宿題や自主学習に活用できるドリルなどについて紹介します。

 

 

子どもが宿題をしないのは何故?

 

子どもが宿題や勉強をやりたがらず、親に叱られて仕方なく机に向かう…というパターンはどこの家庭でも経験があるのではないでしょうか。

子どもが宿題をしたがらないのはごく普通のことですが、なぜ、宿題に手をつけようとしないのか、明確な理由を探る必要があります。

遊びたい!という気持ちが一番大きいかもしれませんが、

宿題する意味について理解していない、やりたいけれど分からない、宿題の存在を忘れているなどその子によってやらない理由は様々です。

放課後、勉強より遊びに夢中になるのは自然なこと。

いかにやる気を出させて毎日の習慣として定着させるかが重要なポイントです。

 

 

 

宿題に集中できないのは環境が原因?

 

■宿題をだらだらと時間をかけてやっている・・・

■目移りしてすぐ違うことをしてしまう・・・

そういった場合、もしかすると環境に問題があるのかもしれません。

集中して宿題に取り組むためには、

静かな学習スペースの確保と家族の協力は必須です。

宿題をする部屋と机の上に物が散乱している状態はNGです。

子どもがいると片付けにまで手が回らない家族も多いですが、学習するだけは整理整頓しておきましょう。

目につく場所に本やゲームがあると、どうしても気になってしまいます。

子どもが気持ちを落ち着かせて、集中しやすい環境を整えることは、親ができる協力の一つです。

掃除や整理整頓は脳をすっきりさせ、ストレスを軽減させる効果があることが分かっているので、

学習の前にお子さんと一緒に軽く片付けるのも一つです。

 

 

 

場所はどこでもOK!顔が見えるリビングがオススメ!!!

 

子どもが宿題や勉強をしやすいと感じる場所なら、自室でもリビングでもどこでもOK!

特に小学生のうちは家族の存在が感じられ、安心感が得られるリビング学習がオススメです。

学習習慣がついていない、自制が難しい場合も親の目が届くリビングがよいでしょう。

ダイニングを使ったり、リビングの一角が学習スペースにしたりしてお子さんにとって環境をつくってあげましょう。

 

 

家族も協力してテレビは消そう

 

学習するスペースからテレビが見えたり、音が聞こえたりする距離であれば、テレビは消しておきます。

おもちゃや本と同じように、目と耳に入ればどうしても意識してしまうのが子どもです。

また、小さな兄弟姉妹がいるご家庭でも、テレビやタブレットを見せないようにして、学習の妨げにならないように注意します。家族が協力して子どもの学習環境を整えるようにしましょう。

 

 

 

親は一番の見本

 

勉強している隣で一緒に頑張っている人がいることは心強くて、やる気も出るものです。

子どもの宿題の時間は、できるだけ親も一緒に勉強したりしましょう。

仕事に関する勉強や読書でも構いません。

仕事などの都合で宿題の時間と親の生活時間が合わない日も、学ぶ姿勢や働く姿を子どもに見せることも大切です。

高学年になってくると「自分でやりなさい」と手放しがちですが、学習習慣が定着していなければ親のサポートが必要です。

習慣ができた後も時々お子さんの様子を見てあげてください。

つまづきがないか、間違えをそのままにしていないかkチェックすることは大切です。

 

 

 

親からアプローチ!子どもの宿題やる気アップ術

 

家庭での学習はなんといっても親のアプローチ一番効果的です。

学校から自主学習の手引きプリントなどをもらってきても、自主的に実践する子どもは多くありません。

 

 

できたらたくさん褒める

 

できたら少しだけ大袈裟にほめる!

高学年になると白々しいと感じることもあるので、具体的にどこが良かったのかを褒めます。

◇言われなくても自分から机に向かえた

◇いつもより早く進められた

◇いつもより5分多く集中できた

◇字を丁寧に書けた

など、小さなことでもよいので子どもの「頑張ったところ」を見つけてほめてあげてください。

親から褒められることは、子どものモチベーションアップにつながります。

 

 

 

ご褒美を用意

 

「ほめ言葉」もご褒美の一つですが、物や時間のご褒美についてオススメをお伝えします。

勉強に対してご褒美を与えることには賛否両論あるでしょう。

しかし、「「やる気」自体が失われている子どもの場合、人間の目先の利益を優先させる性質を利用し、ご褒美制度を作るのは有効です。

やる気は目標がないとなかなか出ないもの。

「試験合格」「成績を上げたい」などの目標があれば、自然と内側からやる気が湧いてきます。

ですが10歳前後の小学生ではそういった志を持つことは難しいかもしれません。

学習の習慣に対して、小さなご褒美を目標に設定してやる気を出してもらうきっかけにしましょう。

また、ご褒美は努力に対して与えるのが基本!

「頭の回転が速いね」「すぐにわかって偉いね」という能力よりも、

「漢字の書き取り丁寧にできたね」「しっかり聞いて理解できたね」「丁寧に字をかけたね」といった感じで努力の部分を褒めるようにしましょう。

お菓子やゲームの時間など、子どもの喜ぶものをご褒美にしましょう。

 

 

ルールを決めるのもよし

 

宿題が終わってからゲームOK、遊びに行ってよしなど先に宿題を片付けさせるのも手段の一つです。

親が独断でルールを作るのではなく、お子さんと一緒に決めて守るようにしましょう。

ルール作りは、習い事の有無や、子どもの性格によるため、その日の宿題をきちんとやったら、

翌日~してOKなど家庭によって臨機応変に定めましょう。

 

 

できたことを可視化しよう!

 

ルールに従って宿題ができたら、成果を子どもの見える形で残していくとやる気アップします。

台紙に毎日シールを貼っていく、カレンダーにスタンプを押すなど簡単なことでかまいません。

積み上げていくと「こんなにできた!」と自信に繋がります。

子ども自身にシールを渡して貼らせるのも、小さなご褒美の一つになるかもしれません。

 

 

イライラしても気を付けたい親のNGな行動

 

何度言っても宿題をしない、教えてるのにだらだらして話を聞いていない、すぐに口答えするなど、お子さまにイライラすることもあるでしょう。

そんな時は、子どもはこういうものだと割り切って一呼吸おいてから大人の対応をしましょう。

特に勉強に関して叱られる頻度が多いと、学習自体に苦手意識や負の感情を持ちやすくなります。

 

 

感情に任せて怒らない

感情に任せて怒ることは自分の腹が立った感情を子どもにぶつけて発散しているだけにすぎません。

こどももそれを察知して感情で応戦してくるため、親子でヒートアップしてしまうことも。

親が今は感情に支配されているなと感じたら、子どものそばを離れて一旦落ち着きましょう。

子どもに勉強してほしいという目的に、不毛な争いは必要ありません。

 

 

他の子と比較しない

 

「友達の~ちゃんはちゃんとしているのに、あなたは・・・」と友達や友達や親せきの子と比較するのはNGです。

人と比べて育つと自尊心低下の原因となり、比べられた相手との不和が生じることもあります。

 

 

無視してもいけない

 

どうせやらないし・・・と諦めモードになり、宿題に関して一切口を出さないのは、子どもに関心がないと捉えられます。

宿題に手を付けずに学校で叱られることを経験させるのもお灸をすえる意味では有効ですが、「宿題をしないこと」が習慣となってはいけません。

宿題をしなかったらその日は無視するなど、子どもの心を傷つける行為はもってのほかです。

 

 

つきっきりでダメ出ししない!

 

子どもの勉強ちゅは、そばについてあげるのは良いことですが、ダメだしをし続けるのはNGです。

小さなミスや文字の整列など気になるところはあるかもしれませんが、ぐっとこらえ、すぐに口出ししないようにしましょう。

何度も書き直しさせたり、理解しているのに同じ問題に固執したりすると、子どもはやる気をなくしてしまします。

お子さんから質問されたら答え、明らかな計算ミスなどは指摘してあげて、あとは見守ってあげましょう。

 

 

 

習慣化できたら宿題以外の学習にも取り組んでみましょう!

 

小学校中学校の頃から宿題に「自習学習にも活用できる教材などです。

宿題の自習性を身につけたら、自習学習にも積極的に取り組んでみましょう。

 

 

楽しく学べるのが継続のコツ

 

子どもが勉強をできるだけ楽しく進めるためには、親の関わりが大切です。

学ぶことが楽しくなければ継続に繋がります

勉強したことを実際に体験させてあげること、

例えば、博物館や美術館へ行き本物をみせたり、自然の中で植物観察したりすることも有効な手段のひとつでしょう。

子どもの興味を引き出す工夫が施されたものや、一見遊びに来ることから学びに繋げられる教材は小学生に最適です。

 

 

アプリと連動したドリルはオススメ

 

ドリルを使うと自宅学習をスムーズに進められます。

スマホやタブレットのアプリと連動して使えるドリルもあり、

現代のデジタルネイティブ世代の子どもたちに人気です。

いくつかオススメのものをご紹介します。

 

 

『毎日のドリル』

 

1年生から6年生まで5教科を網羅的に学べるドリル集です。

例えば6年生の国語では「漢字」「語彙と文法」「読書」の3冊に分かれているため、苦手分野を徹底的に学習できます。全科のまとめドリルは、進級前の復讐としても活用可能です。

アプリにドリルを登録すると単元が読み込まれ、時間を計りながらドリルを進められます。

かわいいキャラクターを育成し、キャラクターと簡単なチャットができる機能もあります。

学習をひとつ終えるとキャラクターのごはんがもらえる仕組みになっています。

 

 

『おうちゼミ』

 

こちらは1年間の学習内容がすべて入ったドリルです。

毎日1ページを無理なく進められる分量で、学習習慣の定着が期待できます。

付属のDVDには嬉しい授業動画が収録され、先取り学習にも活用できます。

追加プリントの印刷やキャラクター育成のお楽しみアプリもあります。

お子さまに合った教材や興味のあるものを選んであげると、やる気アップするかもしれません。