
本日は「体幹」についてお話させていただきます。
「体幹」と聞くとスポーツに欠かせない要素という
イメージが強くあるかと思いますが、日常生活に
おいても大変重要なものです。
「体幹」が弱いとお子様に「どのような影響」があるのか、
そこには「どのような理由」があり、「どんなアプローチ」が
適切なのか、お伝えさせていただきます。
【影響】
体幹が弱いとどのような影響があるのか、代表的な
事例をいくつかピックアップしたいと思います。
・運動が苦手
・歩行中つまずく
・集中力の持続が難しい
・椅子に長時間座れない
・とても疲れ易い
【なぜ?】
上記の様な影響が表れている理由として、お子様の運動不足や
心理が関係しているパターンもありますが、お子様の特性が
関連している可能性もあります。
・「身体の協調性」
↳一連の動作を行う上で、自身の意思と身体への指令を
繋ぐ神経伝達が上手く機能せず、ぎこちなさであったり、
意図しない動きになったりといった場合があります。
・「筋肉の少なさ&筋肉の低緊張」
↳筋肉に力が入りづらく、姿勢の保持が難しかったり、
思うような出力が出来ない場合があります。
そのような状況下で、日常生活を送っているので
身体への負荷が大きく、疲弊し易い方も多くいらっしゃい
ます。
・「空間認知&固有受容覚」
↳自身と周囲との距離感を図るのが難しかったり、身体それぞれの
パーツが空間に対して、どの位置に存在しているかという認識が
薄いといった理由から、身体のバランスが取りづらかったり、
力のコントロールが苦手だったりといった困り事に繋がっている
場合があります。
※例(空間認知:歩行時、すれ違う人との距離感を図って避ける)
※例(固有受容覚:見ずとも脚の位置&角度を把握してズボンを履ける)
【対応】
体幹に関する困り事に対して、様々な理由があると知ってもらえたかと
思います。
次は実際にどのようなアプローチがあるのか、出来るだけ道具を使用せずに
ご自宅でも取り組める内容をいくつか挙げさせていただきます。
・「手押し車」は道具を使わずに気軽に行えるトレーニングです。
上腕から腹部にかけて筋力を高められるのは勿論、倒れないよう
姿勢を保持する為に体幹が必要となる練習です。
・場所がやや限定されてしまいますが「相撲」も良いトレーニングに
なります。
「押す動作・引っ張る動作」や「踏ん張る力」等、これらの動作を
倒れないという前提で実行するのは、体幹を鍛える上で有効です。
また、外側の線を設ければ、前述した「空間認知」の練習にも
なります。
・「身体のパーツ当てクイズ」は「固有受容覚」を鍛える練習に
なります。
目を閉じた状態で「肩の場所は?」,「踵の場所は?」,「指同士を
ぴったり合わせて!」等、問われた場所を指でタッチするゲーム。
見えない状態で自身の身体の「イメージ」と「実体」を照らし合わせ
感覚を調整する事が出来ます。
タッチする際は、身体のパーツ同士の距離感を把握し、適切な力に
なるように「ちょっとだけ当たる位」と設定すると更に効果的です。
・少し準備は必要ですが「ツイスターゲーム」も効果的です。
様々なパターンの体勢でも倒れないようにする体幹力を鍛えたり、
手足とマスとの距離感や自身の身体がどのような位置取りを
しているか把握する練習になります。
マットが無い場合は、大きな段ボールに色を塗って代用したり、
保護者様の体勢を模倣だけでも良いトレーニングになります。
・安全に留意する必要はありますが「目を閉じて片脚立ち」や
「前転」も効果的です。
脚や頭の位置を把握して必要な動作に繋げるという一連の動きは
固有受容覚の発達に寄与します。
【まとめ】
今回は「体幹」やそれに付随する事柄についてお話させていただきました。
体幹が弱いとどうしても運動に対するネガティブなイメージが付きがち
ですが、上記のような遊び感覚で出来るトレーニングを導入したり、
公園などで、今までやったことのない遊具に取り組んだりと、様々な
経験を通して、多様な動きにチャレンジしてもらえたらと思います。
児童発達支援・放課後等デイサービス
こどもサポート教室オレンジ
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