2024/04/09

自己肯定感を育むには

自己肯定感とは、自分自身に満足をしていて、自分のことを肯定的に思える感覚のことをいいます。

自己肯定感が高い人は、ポジティブに物事に挑戦することができ、

失敗してもめげずに試行錯誤しながら解決に向かっていくことができます。

また、自分や周りの人のことを尊重できるため、コミュニケーション能力が高く、ほかの人とよい関係を築くことができるようになります。

自己肯定感は、子どもが将来さまざまな困難や問題を乗り越える力を蓄える土台となります。

土台が安定している子どもは、自分で問題解決の方法を考えて、試行錯誤しながら行動できるようになっていくでしょう。

変化の大きい今の時代に、自分らしく自信を持って生きていくためにも、自己肯定感を育んでいくことがとても重要です。

自己肯定感をグッと高めるほめ方のポイントとは

実は親の接し方次第で、子どもの自己肯定感をぐんぐん伸ばしていくことができます! 関わり方のポイントを押さえて、自己肯定感を伸ばしていきましょう。

以下にあげた項目は、子どもへの関わり方として当たり前のように思えることばかりですが、子どもの立場に立って改めると「大人に認められている」と実感が湧きそうです。できそうなところから早速取り入れてみましょう。

①子どもの話を聞いて肯定してあげる

子どもが話しかけてきた時は、口を挟みたくてもグッと我慢してよく聞いてあげましょう!自分の話を肯定的な雰囲気で聞いてもらえると、「受け入れられている」という感覚を持つことができます。

②子どもに選択してもらう

何事にも選択させる機会をつくってあげましょう!

子どもが選択した結果を大人は肯定的に受け入れましょう。

③子どもに考えてもらう

何かを決めるとき、子どもの意見を求めてみましょう!

自分で考える力も身に付き、「頼りにされている」という嬉しさや、承認欲求も満たされます。

④ほめるときは結果ではなく、過程をほめる

結果ばかりに意識するようになってしまうと、失敗したときに「自分はダメだ」と感じるようになってしまいます。

それまでの過程をほめてあげるようにすると「自分はよく頑張った」とポジティブに捉えられるようになります。

⑤ほかの子どもと比較しない

他人やお友達と比べられると「自分はその子よりだめだ」と感じ、その子のことを気にしすぎるようになります。

他人の目を気にしすぎないためにも重要です

⑥転ばぬ先に杖はつかない

子どもが転ばないようにと先回りして準備しすぎないようにしましょう!

困ったときは自分で考えさせるような環境を作ってあげることも重要です

どれも普段の接し方の意識を少し変えるだけで、肯定感を高めてあげれるようになります。

「ほめる時はありのままを意識してみましょう!」

子どもに関心の高い御家庭では、しっかりほめて肯定的なかかわり方をしている習慣が既についていることでしょう

この「ほめかた」にポイントがあります。

よく耳にする「100点取ってすごいね!」「挨拶できてえらいね!」「自転車に乗れてすごいね!」このようなほめ方は、できた結果に対して評価していることになってしまうのです。

こうしたほめ方を続けてしまうと、こどもは「頑張って良い結果を出さないとほめてもらえない」「いい子じゃなきゃダメ」と認識してしまいます。

「宿題毎日頑張ったから100点取れてよかったね」「諦めずに自転車の練習がんばったから乗れるようになってよかったね」このように、結果ではなくそれまでの過程をほめてあげるようにしましょう。

しかし、自己肯定感が大切なことは分かっても、慌ただしい日常の中では注意することばかりに気がいってしまったりするのではないでしょうか。

そんな時は子どもへのハードルをグッとさげて、できていることを認めて声をかけてあげましょう。大げさにほめる必要はありません。子どもの様子を観察し「あなたのできているところをちゃんとみているよ」というメッセージを伝えていくことがとても大切です。

●朝は嫌がってたけど、頑張って学校にいけたね

●自分からお片付けやろうとしたね

●自分から宿題しようとしたね

●時間通りに帰ってきたね

など、あえてほめるまでもないような事でも、声をかけて認めることを積み重ねていきましょう。小さなことでも肯定的な積み重ねにより、子どもの自己肯定感が育っていきます。また繰り返し行うことで親のほうも子どもの小さな頑張りを見つけることが上手になります。

自己肯定感が高い子どもの特徴

*ポジティブ

*自分に自信がある

*自己主張できる

*他人のことも肯定し認めることができる

*他人とのコミュニケーションがしっかりとれる

*失敗してもめげない

いくつか当てはまったら、上記の方法で関係を築いていきましょう

子どもを信じてさらに丁寧に接してあげられるといいですね☆

自己肯定感が下がっているサインとは

*自分に自信がない

*諦めやすい

*人と比べてしまう

*人を信用できない

*物事を否定的に考えてしまう

*自分の意見をあまり言わない

当てはまる項目が多くても、過剰に心配することはありません。

子どもの自己肯定感があがるよう、親子の関わり方を意識してみましょう

子どもの生活の中で、学校、宿題、習い事、お手伝いなどやるべきことが多いと、それだけ他人から評価される機会も増えます。

頑張りすぎている部分がないか、見直してあげて、少し気持ちの余裕を持たせてあげるといいかもしれません。

不安なこと、困ったこと、他愛のない会話など、子どもの話をじっくり聞いてあげましょう。

親自身の自己肯定感を上げるのが最優先!

日々慌ただしい日常を過ごしていく中で、疲れていたり、なかなか子どもと向き合うことができなかったりする時もあるでしょう。

子どもの失敗を大きな心で受け止めてあげられなかったり、些細なことで怒ってしまったり・・・

既にいっぱい頑張っていて、認めてもらいたいのは親も同じです。

子どもの自己肯定感を上げるためには、親自身の余裕も必要です、

もし余裕がない時には、自分の自己肯定感を上げていくことを優先しましょう!

また、子どもの自己肯定感を育むためには、親の関わり方による部分も多いのですが、学校や友達など。外部のさまざまな環境から刺激や影響を受けて少しずつ成長していくものです。

なので、「あの時の私の対応のせいかな・・・?」などと、好ましくない部分を全て親の責任だと感じてしまうと苦しくなってしまいます。

まずは自分自身を大切にすることを心掛けていきましょう。

子どもと親、双方が小さな肯定的な関わりを積み重ねることができれば、お互いにいい関係を築くことができます。

心にゆとりを持ち、一緒に自己肯定感を上げていきましょう。

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