2024/03/22

運動療育とは?

運動療育とは

放課後等デイサービスで取り入れられている「運動療育」は、子ども一人ひとりの個別支援計画に沿って、運動を通して発達支援を行うものです。

運動には、運動技能の発達や体力の向上だけでなく、発達障害のある子どもの脳機能の活性化や、社会性を身に付けられるというメリットがあります。

人の話を聞くことが苦手だった子どもも、運動を通してさまざまな感覚を味わい、成功体験を重ねることで、大きく成長することができます。放課後等デイサービスでは、支援が必要な子どもに対して個別支援計画に基づき、さまざまな発達支援を行っています。

そのひとつが「運動療育」です。

発達障害のある子どもの中には、落ち着きがない、姿勢が悪いといった子もいます。

また、うまく体を動かせず、運動が苦手という子もいます。

こうした子どもたちに、運動を通した発達支援を行うのが運動療育です。

人間の成長を示す「スキャモンの発育曲線」によれば、運動能力に関わる神経は4歳から5歳頃までに成人の80%まで発育し、12歳頃にほぼ100%に達します。

このうち、4歳から8歳頃までをプレゴールデンエイジといいます。

運動や動作をたくさん経験することで運動能力の基礎が作られる時期です。

さらに、9歳から12歳頃までを運動神経の発達がピークになるゴールデンエイジと呼びます。

プレゴールデンエイジ、およびゴールデンエイジの時期に子どもに合わせたトレーニングを行うことで、運動能力の向上のみならず、脳機能の活性化や、達成感を味わえるといったメリットが得られます。

人が無意識のうちに受け取っているこれらの感覚を、脳が整理したりまとめたりすることを感覚統合と言います。

  • 落ち着きがない
  • 特定の刺激に敏感になったり鈍感になったりする
  • 運動が苦手

といった様子が見られる子どもは、感覚統合がうまく行われていない可能性があります。

「感覚は脳の栄養素」といわれるように、脳にさまざまな刺激が与えられると感覚の機能が統合されていきます。

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